アナタの想いは今宵、どこへ向かう?
一時の冬の雪雨。。
すぐに止んだと思ったら
紅い夕陽が、逢魔が時を遮る。。
でも、それも一時のこと。
しだいに青紫は紫を濃くし
夜の戸張が静かに歩み寄る。。
いや応なしに
今宵も夜に包まれる。。
溶けた心の雫は
夜と冬の冷たさに、再び凍りつくしかなく
その輝きの色をかえていく。。
やわらかく、光を浴びては
七色に輝く雫は
凍りつき、鋭く。。
刺すような光を、その身にまとうしかない冬の夜。。
刃のような、その輝きは
自分自身を??
想い人を??
傷つけてしまうのだろうか??
それとも……
二人の絆を断ち切る為の輝きなのだろうか??
冷たく、凍える冬の夜。。
アナタの想いは
どこへ向かう?
私の想いは
どこへ向かうのだろうか?
それは
今宵。
眠りへと誘いにやってくる夢魔に聞いてみようか。。。
月湖。